Out of the Blue/Electric Light Orchestra (ELO) [洋楽]
なんだろ。ELOって、ふと思い出して無性に聴きたくなるんだな。
じんと感動するとか頭部を強打されるような衝撃ってのとは全然違うんだけど
なんかやる気が出てくるというか元気が湧いてくるっていうかね。
久しぶりに聴いたけど、やっぱいいっすね。
僕がエレクトリック・ライト・オーケストラ(以下ELO)を知ったのは中学生の時。
友人から拝借した『Out of the Blue』がELOのサウンドの初体験だったかな。まずはこの長いバンド名に惹かれたね。
だって『電気的で軽いオーケストラ』だぜ(ホントにそんな意味かどうかは知らんけど笑)。
で聴いてみてびっくりつうか納得。その名のとおりミニオーケストラを内包するという、ロックバンドとしては極めて珍しい編成にすごく興味がわいたし、とにかくノリのいいポップロックと切ないメロディのバラード、それを包みこむストリングスと軽快なコーラスが一発で気に入った。
おそらく『Out of the Blue』と『Discovery』は、中学時代に僕が最も聴いた洋楽のアルバムじゃないかと思う。
で『Out of the Blue』。
『オーロラの救世主』で大成功を収めた勢いを更に加速させスケールアップさせた極上のポップアルバムだね。当時のバンドの充実とジェフ・リンの溢れ出て止まらないソングライティングの才能を窺い知ることが出来る名作だな。まぁ『オーロラの救世主』・『アウト・オブ・ザ・ブルー』・『ディスカバリー』の3作はどれも甲乙つけ難いから「これが一番」ってのは野暮のような気もするけどさ。とにかく、この三作でのジェフ・リンのコンポーズは神懸ってるとしかいいようが無い。
あと、真っ先に挙げられるELOの魅力といえば、わくわくするようなポップセンスに溢れたキャッチーなメロディに壮大なオーケストレーションと(当時最新の)シンセサウンドなんだろうけども、僕は彼らのコーラスワークも大好き。時にファルセットで時にボコーダーを駆使して合の手を入れる、ジェフのボーカルとの相乗効果。このコーラス無くしては、ELOワールドの完成はなかったんじゃないかな、とさえ思ってる。
ビートルズ、フロイド、イエス、ZEPなどなど、活動のピークあたりに2枚組アルバムを出した大物ミュージシャンやバンドって多いんだけど、このアルバムは『ザ・ウォール』や『海洋地形学の物語』、もっと言えば『ホワイト・アルバム』にも全くひけをとってないと思うし、寧ろ『ひたすら楽しく一気に聴ける作品』って意味では、このアルバム飛びぬけてるんじゃないかな。難しかったり奇を衒ってりゃ良いってもんじゃないし。
ジャケットもいいすね。『オーロラの救世主』で初お目見えした、バンドのトレードマークの『光る円盤』が本作では宇宙船を迎え入れる宇宙ステーションとして描かれてる。この素敵なイラストは長岡秀星。
世界最小最高のオーケストラと讃えられた、まるでテーマパークにでもいるかのようなカラフルなポップサウンドを象徴しているようで本当に素晴らしい。
これはELOという、ひとつのバンドのピークを示すだけでなく、70年代後期のポピュラー・ミュージックのの金字塔の一作だといって差し支えないだろうと思う。
だって楽しいもんこれ。ジェフ・リンって男、やっぱ天才だわ。
ベストトラック
13.Mr. Blue Sky
この声、ルビーの指輪とかもこの作り方なんですか?
レベルの↓低い話ですみません…
by chako (2009-12-06 10:41)
聞いてびっくり!
イエロー・マジック・オーケストラと間違えてました。
by 空兵ーS (2009-12-07 20:42)
確かに「大御所の大作」と違い、
構えないで気楽に聴けますね^^
by c-yukky_z (2009-12-07 20:42)
上手い!空兵さんに「座布団3枚!」^^;
by c-yukky_z (2009-12-07 20:45)
chakoさん、こんばんは。
ごごごめんなさい。ご質問の意味が・・・・わからなくって^^;
背中を~丸めながら~♪
・・・笑ってごまかしときます。。。
by なちゃ (2009-12-08 23:20)
空兵ーSさん、 c-yukky_zさん、こんばんは。
いいなぁ。座布団3枚ですか。
実はね、名前がその頃好きだったイエロー・マジック・オーケストラっぽいし・・・って書こうとして止めたんですよね。。。
3枚なら書いときゃよかった(笑)
by なちゃ (2009-12-08 23:23)
niceを下さった皆様、ありがとうございます。
by なちゃ (2009-12-08 23:23)