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キタコレ!! Chickenshack Reunion Tour [FUSION]

うおおお! 待ってました

・・・つーかこりゃ殆ど期待してなかったんだけど、
いきなり来たぜCHICKENSHACK(チキンシャック)再結成。


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CHICKENSHACK
Reunion Tour

1986-1995年に活動した3ピース・フュージョンバンド「チキンシャック」の1度限りの再結成が決定!現在、国内外でそれぞれに活動を続けている土岐英史(Sax)、山岸潤史(G)、続木徹(Key)のオリジナルメンバーが集結した実に17年ぶりのステージは見逃せない!!ライブのサポート・メン バーには、初期のオリジナル・メンバーでもあるデレク・ジャクソン(B)、末期のドラマーである鶴谷智生(Ds)が務める。 (ビルボードライブ大阪 HPより)

んー、これは懐かしいなぁ。結成してもう25年も前になるのか~。その頃はフュージョンがまだまだ流行ってて、国内でもCasiopeaとかThe Square(現T-Square)が活躍する中、ちょっと大人っぽくって色っぽい・・・フュージョンてばガシャガシャとテクニックで聴き手を圧倒するってなイメージの中で、ちょっと異彩を放ったバンドだったよねぇ。
とにかくバラードはどこまでも色っぽくてファンクナンバーは股間に響くつうか(笑)。彼らの代表曲「A Silent Love」は国産フュージョンの名曲中の名曲(だと思ってる)。あ、そうそう、70年代のソウルナンバーのカバーも演ってたよね(これがまた本物よりかっこよかったりすんの)。
そのころ必死でサックスの練習してた僕は、土岐英史と同じマウスピース(CLAUDE LAKEY)を手に入れて吹いてたもんです。
大阪でのステージは3月27日、ビルボードライブ大阪、チケット発売は一般1月27日(11時~)

よっしゃ、これは絶対に聴きに行かねば。 え?仕事?・・・まぁ2ndセットならなんとかなるだろ。



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Ralph MacDonald [FUSION]

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僕が最も好きだったパーカッショニストのRalph MacDonald(ラルフ・マクドナルド)が亡くなってしまいました。

2011年12月18日午前0時50分(日本時間18日午後2時50分) コネチカット州スタンフォードにて死去。享年67歳。
肺癌のため・・・とのこと。ミュージシャンとして、コンポーザーとして、プロデューサーとして、まだまだ活躍できる年齢だよなぁ、早すぎるよ。。。。

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音楽を大好きになるきっかけを僕に与えてくれた、今でも大好きでいるあのアルバムこのアルバム・・・・本当にたくさんの音楽作品に彼の名前はあった。僕が生まれて初めて行ったコンサートのステージでも、彼は陽気にボンゴやカウベルを叩いていたっけ。「きっと世界一のパーカッショニスト」なのだと・・・・幼心に僕はそう思ったし、事実そうだと今でも僕は信じて疑わない。

サービス精神に富んだ、愛すべきパーカッション・プレイに、フュージョンという狭いジャンルだけでなく、ポピュラー音楽への計り知れない功績に・・・改めて感謝と喝采を。

Ralph,Thank you for the wonderful music.
R.I.P from Japan.






タグ:Ralph MacDonald
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Wind Up/Naniwa Express [FUSION]


入手困難なのです

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まいど。めっきり涼しゅうなりましたな。儲かってまっか?
兄さんNaniwaExpressちゅうバンド知ってまっか?ほら、ちょうど30年ほど前に流行りましたやんか。フージョンやらヒージョンやらのジャンルが。・・・あ?フュージョンでしたかいな。もう、そんなんどっちでもよろしいねん。

でな、そのヒユージョンゆう音楽がやな、キタやらミナミやらアベノやらジュウソウやら、もう大阪でもあっちゃこっちゃでブームになりましたんや。そんときに人気やったんがNaniwaExpressなんやで兄さん。
そのNaniwaExpressが出しよったアルバムん中でも一番売れたレコードがこれなんやて。
と・こ・ろ・が・やな、わしもな~んでか知らへんけど、このCDだけがなっかなか手に入りませんねや。どこ行っても売ってやしまへんねん。そそそそ、そや、入手困難いうやつですわ。で、たま~にオークションで見つけたりしますやんか、ほんならやなぁ、そりゃもうあんた目ん玉とび出ててケツの毛ぇむしられるくらいの、たっっっっかい値段ついとりまんねんわ~往生しまっせ。なんでもな、CD化されて売られたのんがいっぺんきりでぇ、そっから全くCDになってやしまへんねんて。それなんでやねん?ってなるやろ?腹立ちますやろ? そ・こ・が・商売でんがな、しょ・う・ば・い。兄さん大阪なめたらあきまへんで。聴いてみたい~でもモノがない~手に入らへん~・・・ほんならボックスセットにして売って儲けたろってなもんやがな正味の話が。でな、わしもそのボックスセット買おかなーどないしよかなーって悩んでましたんや。悩んでゝゝ悩んでるうちにとっくの昔に廃盤になってけつかんねん。わやや。時すでに遅しや。がはは、あほやろ?

でもな、わしええ方法思いつきましたんやで。ほらあれや、音楽ダウンロードちゅうのがありますやんか。それ使うと、あんじょう手に入りまんねん。え?ちょちょちょちょ!ただとちゃいまっせ。兄さんセコいこと言わはるわー。怒るでしかし。ちゃぁんと1曲200円払わなあきまへん。それでも9曲のアルバムやから1800円やし、まぁまぁ安おまっしゃろ? オークションに、たっかい銭つっ込まんでよかったわホンマ。でな、嬉しゅうなってCDに焼いて聴いてますねんけど、これがまたカッコええアルバムでんがな。

どや?ええハナシやろ?ほなさいなら。



ベストトラック
1. JASMIN
5. MIL' MAMA
8. OLINO


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HAPPY LIFE!/坂東慧 [FUSION]

ソロアルバムってやつに、何を期待するかは人それぞれだろうけど
僕はいいアルバムだと思います

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坂東慧は1983年生 まれのドラマー。T-SQUAREに加入した時はまだ20歳そこそこだったのが、気づけばもう27歳。今やドラマーとしてバンドのリズムを支えるだけでなく、主力コンポーザーのひとりとしてもバンドに貢献してるよね。ライブDVDか何かで初めて演奏を見たときは彼の若さも相まって、「こりゃまた凄いの見つけてきたなぁ」ってのが印象だったんだけど、ドラム技術はもちろん彼の作る楽曲の「それっぽさ」にも驚かされたもんです。1983年ってば、スクェアのアルバムでいうと『うち水にRainbow』の頃。てことはデビューした時は影も形もなかったわけか。「TRUTH」の頃は・・・まだ園児????
・・・そういえば当時はまだザ・スクェアだったっけか。
とまぁ、こんなこと考えてると、すっかり日本屈指の長寿バンドとなったスクェアってバンドの歴史というかさ、いやそれよりも自分に寄る年波ってのを痛々しく実感してしまうわけで(笑)。それはともかく坂東慧の初のソロアルバム。
全て坂東慧による作・編曲・プロデュース。ドラムの他にキーボード、ピアノ、プログラミングも担当。

坂東 慧 (Drums,Percussions,Piano,Keyboards,Programming)
宮崎 隆睦 (Sax,EWI,Flute)
上條 頌 (Guitar)
菰口 雄矢 (Guitar)
堂島 孝平 (Guitar)
後藤 克臣 (Bass)
櫻井 哲夫 (Bass)
田中 晋吾 (Bass)
佐藤 雄大 (Piano,Keyboards)
白井 アキト (Keyboards)


こうしてメンツ見てると、知らない名前もちらほらと有るんだよな。ほら、あの櫻井哲夫が浮いて見えるくらいに若いミュージシャンばっかで、日本のフュージョンもずいぶん世代が変わってきたのかね・・・って思う。 80年代にフュージョンのブームが去ってからもう何年も経つけど、今の若いミュージシャンがこうやって腕によりをかけてフルインストのアルバム作ってるってのは、僕ら古臭いフュージョン好きにしたら、ホントに嬉しい限り。

サウンドはいたってスクエア。「え?CD間違えた?」って思うくらいスクェア。1曲目の出だしがスクエア、2曲目のサビがスクエア、3曲目のBメロがスクェア、4曲目のイントロが(以下略)・・・・もうこれ以外に例えようがないってくらい『ど スクエア』なわけで、本物よりそれらしいかもしれない。たとえばサビでお約束のように現れるサックス&ギターのユニゾンだったり、たとえば運転中に思わずスピードが上がってしまう8ビートだっ たり、たとえば胸のどこかがほんのり温かくなるようなバラードの高揚だったり・・・楽器なんて弾けなくても、音楽理論なんて知らなくても、言葉の無い演奏 だけで人を楽しませる、惹きつけて見せる・・・そんなスクェアのDNAつうか伝統みたいなのが、全ての楽曲のどこかしらに宿ってるんだよな。
それはもしかしたら彼がガキの頃から追って追って追い求めた大好きな楽曲へのリスペクトのようにも取れるし、バンドを離れた『いちクリエイター』として、どこまでスクェアのサウンドに追随できるかに挑んでるようにさえ感じる。そのくらい「敢えて」スクェアぽいアルバムに仕上げられている。これは彼自身のプロデュースだということから考えても、確信犯なのだと僕は思う。
いやはやここまで正面向いて正々堂々とやられると『お前さんそんなに大好きなのか、まぁその調子で頑張れよ』って気分にさせられるわな。
坂東ファンはもちろんだけど、アルバム3枚でバンドを離れた3代目フロントマンの宮崎隆睦がほぼ全曲で参加ってのもいいね。2000年の夏、突如の脱退にがっかりした宮崎ファンにも嬉しい一枚。アルト、ソプラノ、EWIで実にいい仕事してます。
全10曲・51分。才能はまだまだ溢れてるのかもしれないが、それを詰め込み過ぎてないのもGOOD。インストのアルバムにはちょうど良い長さだと思う。

Happy Life!

Happy Life!

  • アーティスト: 坂東慧
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジレコーズ
  • 発売日: 2011/07/13
  • メディア: CD

ベスト・トラック
10.ハッピー・ライフ!
6.メロディ・ロード
9.十七年越しの約束
タグ:坂東慧
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ロスト・イン・メモリー/Dan Siegel [FUSION]


[晴れ][晴れ][晴れ][晴れ][晴れ][晴れ][晴れ][晴れ][晴れ][晴れ]

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・・・・・・・

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・・・・・・・

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[揺れるハート][ぴかぴか(新しい)][揺れるハート][ぴかぴか(新しい)][揺れるハート][ぴかぴか(新しい)][揺れるハート][ぴかぴか(新しい)]

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・・・・あ、いけね。寄りすぎた 笑

んもう暑いのなんのって。こんだけ暑いと、お尻が恋しく・・・じゃなくって水場が恋しくなるよね。
3~4年くらい前までは、電車の中とか企業のビルの中とかさ、ひゃーすずしー とか更には、おいこれちょと冷やしすぎじゃねーのか・・・ってなる場所があったんだけども、ここ数年てか特に今年はほとんど無いね。まぁこればっかりは関西も節電だもんで、無いものねだりしてちゃいけませんけど。
キリっと涼しいのはスーパーの魚売り場の前くらいでしょうか。

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Dan Siegel(ダン・シーゲル)は、オレゴン州生まれのキーボード奏者。このアルバムは1982年にリリースされた『ロスト・イン・メモリー』。もっともこれは邦題で、オリジナルのタイトルはそのまま『Dan Siegel』。この夏にしか出番がなさそうな「お尻のジャケット」も日本盤仕様で、オリジナルはもっとそっけないデザイン。この頃ってタイトルやアルバムアートを日本独自に差し替えてファンからヒンシュク買っちゃう作品がけっこう有るんだけど、これはなかなかインパクトもあるし、無名同然だったキーボーディストを売り出すって意味でも良かったんじゃないかな、、、と、おっさんになってから思うようになったんだけどさ。だって、その頃のフュージョンって『夏を連想させたら勝ち』みたいな・・・そんな音楽だったしね。
今ではすっかりスムース・ジャズの大御所てきな存在になってるみたいだけど、これは28歳の時の作品。一度CD化されたものの廃盤になっちゃって今ではすっかり入手困難なのだとか(amazonのUSEDがすごい値段でびっくり)。

Paul Jackson Jr., Larry Carlton, Marlon McCLain: Guitar
Tom Scott, Jeff Homan: Saxophone
Tom Brown: Trumpet
Mark Hatch: Fluegel Horn
Rob Thomas, Abraham Laboriel: Bass
Moyes Lucas Jr., John Robinson: Drums
Lenny Castro: Percussion
Dan Siegel: Keyboards

んー、なかなか豪華なメンツ揃えてます。サウンドは軽やか且つ明快な絵に描いたようなフュージョンでござい。
全9曲がほとんど5分以内にきっちり丁寧にアレンジされていてコンパクトに纏められてるって感じかな。プレイヤーの技よりもトータルなサウンドで聴かせるL.A.フュージョンの典型っすね。今こうして聴くと安いBGMと紙一重だったりもするんだけど、それでもやっぱ好きなんだよなぁ~こういうの。ここまで堂々とポップに徹してると逆に清々しいつうか。もうね、気温が33℃超えてくるともうだめ。このての軽いフュージョンアルバムに走っちゃう。とくに80年代くらいのやつね。ほらあれだ、夏休み中は母ちゃん面倒くさがって、昼飯がそうめんとざるそばでローテするのと同じ。そんなのうちだけかも知れんけど(笑)

それにしても、子供とプール行くと疲れるな[るんるん] メガネ取ったら目の保養もできねーし(笑)

ベストトラック
sideA-3. Uptown
sideA-1. Great Expectations
sideB-2. Touch and Go
 

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音楽会 Live in Japan/The Crusaders [FUSION]


ネットオークションで競り負けること数知れず。
やっとこさCDの方をゲットしました。1300円ナリ。

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僕の場合、最初に聴いたクルセイダーズのアルバムは『Standing Tall(1981年)』。
その後に『Rhapsody and Blues』や『Street Life』と遡って聴いていったので、ウェイン・ヘンダーソンがいた2管フロント時代よりも、『Free as the Wind』以降に定着するフロント1管時代の方が印象が強いし好きなんだよなぁ。これは、そんな僕がクルセイダーズを知った頃に出たライブ盤で、個人的には・・・『Scratch』よりも好きかな。

てなわけでクルセイダーズの『音楽会』。1981年、東京NHKホールでの日本ツアー最終日の演奏を収録。
レコードのライナーによると、MCAから独立して自己レーベル『CrusadersRecords』を設立してのリリース第一弾(CDはGRPから出たが廃盤状態)。タスキにでかでかと「デジタルレコーディング」って書いてあったり、アイドル歌手みたく「カラーポスター付き」ってのが、どうにもこうにも時代を感じるよな(笑)。これは今で言うところの「初回特典DVDつき」ってところなのでしょうか。

1 INTRODUCTION
2 RAINBOW SEEKER
3 THE HUSTLER
4 SWEET GENTLE LOVE
5 DRUM INTRODUCTION
6 SPIRAL
7 MELODIES OF LOVE
8 CARMEL
9 SO FAR AWAY
10 BRAZOS RIVER BREAKDOWN
11 IN ALL MY WIDEST DREAMS
12 PUT IT WHERE YOU WANT IT

- The Crusaders -
Wilton Felder Ts,As
Stix Hoopr Dr
Joe Sample P,Kb

- Guest musicians -
Alphonso Johnson B

Barry Finnerty G
Roland Bautiata G
Rafael Cruz Perc


オープニングは司会者による英語でのメンバー紹介。正式メンバー3人の名前でひときわ大きくなる大歓声が当時の人気ぶりを物語ってていい感じっす。間髪入れずにジョー・サンプルのソロ人気曲『虹の楽園』へ。Fender Rhodesによる軽やかなテーマから、サビはウィルトンの野太く乾いたテナーが加わり俄然パワフルに。ローランド・バティスタのリズムギターとラファエル・クルツのパーカスが小気味良くて気持ちいいファンキーなクルセイダーズ・バージョン。レコードでは実に3分以上(ジョー・サンプルのエレピソロ後半、バリー・フィナティーのギターソロ全部、ウィルトン・フェルダーのテナーソロ前半)が、ばっさりと編集でカットされるという憂き目にあったこの曲、CDの方は8分越えのフル・レングス・バージョン。もうこれだけでも手に入れた価値があるってもんです。
でもまぁこうして聴き比べると、大胆につうか、かなり強引に編集してるのが判るよなぁ。レコードの場合は収録時間の制約があるにしても、おいおいこりゃやり過ぎだろ?って感じがするよな(笑)。
CD化で追加になった未発表曲は Melodies Of Love、So Far Away、Brazos River Breakdown の3曲。レコードではソロを惜しげもなく切り捨てられてた他の曲もフルレングスで嬉しい再収録。これはもしかしたら、Exective-ProducerのD.グルーシンと元メンバーのL.カールトン(GRP)の判断なのかもしれないね。特にメロディーズ・オブ・ラブのライブバージョンがCD化されたのはこれが初。

ライブ中盤はクルセイダーズというよりも、バンドで一番の人気者ジョー・サンプルの世界へ。真骨頂のメロウなタッチのロングソロからのメロディーズ・オブ・ラブは12分を越える熱演で、まさに独壇場。
んーよく見りゃ初っ端からして『虹の楽園』なわけで、ジョーのソロアルバムの曲が4曲だもんな。この頃のジョー・サンプルが、母体のバンドをも凌ぐ人気・充実振りを誇っていたのが伺えるね。この年を最後に脱退となるスティックス・フーパーの華麗なるどたばたドラミングも終始ずんどこと冴え渡り、オーラスPut It Where You Want Itではウィルトン・フェルダーが名盤『スクラッチ』ばりにフラジオでロングトーンを披露(でも長さはたいしたことない笑)。やんやの大喝采を送る日本のファン。ひゅーひゅー。んーカッコいい。

The Crusadersが、The Crusadersらしかった最後の時期、フュージョンバンドがNHKホールを満席にできた時代・・・嗚呼、良き時代でございました。

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ちなみに、レコードの付録のカラーポスターはこんなの。
うぁはははは。おっさんに見えるけど42~43歳・・・なんだ僕より若いのか。
んー、これも時代の流れってか(笑)

ベストトラック
2.Rainbow Sheekers
9.So Far Away
7.Melodies of Love


編集された(虹の楽園)レコードバージョン

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L.A.Friends~The Masters of Jazz and Blues [FUSION]


タイトルはL.A.Friends~The Masters of Jazz and Blues
一見、アメリカのユニット名か何かみたいだけどバンマスは渡辺貞夫

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2001年だから、今からちょうど10年前のライブっす。
大阪での公演はシンフォニーホールだったかな。いやはや懐かしい。
2001年は、ナベサダの音楽生活50周年の年。その記念のツアーだってことで、もちろん僕も会場まで行ったんだけど、義母上に無理言って預けた1歳の長女がどうしても泣き止まないってんで、ファーストセット終わったところで女房が先に帰っちゃったり(笑)、それまでどうしてもライブで聴く機会がなかったMorning IslandやGood Time For Loveの生演奏が聴けて狂喜乱舞したりと、数あるナベサダのライブでも、僕にとっては特に想い出深いコンサートのひとつ。あ、そういえばMbari Africaもライブでは初聴きだったんじゃないかな。

東京はオーチャードホールでの50周年記念ライブの2ndセットでの演奏を収録。
メンバーは、Sadao Watanabe(as,sn), Robben Ford (g), Abe Laboriel (b), Peter Erskine (dr), Alan Pasqua (Keys) , Steve Thornton(perc) と、記念ライブに相応しい豪華なメンバーだね。ぶっちゃけ今の日本でこんだけの巨匠を揃えて呼んでフロントで絵になる男ってナベサダくらいっしょ。
ちなみにライブの1stセットは、カルテットで4ビートジャズを演奏。

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さてさてこのDVD、なぜかPeter Erskineの名だけ抜けてたりするパッケージからして、やる気ないつうかテキトー感を醸し出してるわけだが、オープニングとエンディングの編集がどうにも雑だったり、再生するとまんまテレビ放送(テロップ日本語)の内容だったりと、ブート臭がぷんぷん(つうかどっからどう見てもブート笑)。裏パッケージを見るに、Robben Ford との双頭バンドみたいな 扱いになってるのも可笑しいね(ロベン・フォードはあっちの人気高いから?)。9月にリリース予定の新作DVD(なんと3枚組)の一部と、曲が明らかに被ってるのが実に痛い。んーこりゃ早まったか。でもまぁ買っちまったものは仕方ない(笑)。とりあえずブートについてのお堅いハナシは置いといてだな・・・(笑)

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まずは収録曲がかなり良い。ステージは正真正銘で日本。ご本人のMCによると、スタッフからのリクエストもあって、このような選曲になったのだとか。ううう確かに、カリフォルニア・シャワー、モーニング・アイランド(大阪ではアルトで吹いてたっけか)、コール・ミー、グッド・タイム・フォー・ラブ、パストラル、オレンジ・エクスプレス、そしてマイ・ディア・ライフと、僕のようなFlyingDisk時代からのファンにしたら、このラインナップは鳥肌涙目失禁ものの名曲中の名曲(みんなも好きなんだねぇ)。 演奏もご機嫌で、ロベン・フォードのブルージーなソロ(かっこいい!)や、エイブのサービス精神満載なお祭りベースソロまで堪能できる。もちろん我らがナベサダのプレイと笑顔は永遠。アルトも良いけど、この手の曲が揃うとソプラニーノでの演奏が多いってのも嬉しいね。
音の方は、ぜんぜん普通に聴けるレベルじゃないかな。画質は・・・・まぁこれはね『VHSの3倍モード』って感じなクオリティで、今の鮮明なデジタル画像は望むべくもないね。ラストはバラードの余韻に浸るまもなく唐突に再生終了。わはは。
約80分収録、英国製でリージョンはフリー。

おそらくソースは同じ映像だと思うんだけど、9月にリリース予定の正規盤が、どこまで綺麗に処理されてるのか気になるし期待したいところ。ブートという意味でこれは『けしからん一枚』ではあるが、ファンとしては堪らん内容だったですよん。
てなわけで、正規盤もちゃんと買うから許して~(笑)。

2001年に、FMの特番で録った演奏です。

 


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Paris Concert/Larry Carlton, Steve Lukather [FUSION]

 
ラリーカールトンとスティーブルカサーといえば、
フュージョンとロックの世界で彼らを知らない人は居ないだろうし、
実際にそれらのスタイルを代表する腕っこきなわけだけど、
師弟関係にあったのは知らなかったよ。

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ルカサーが昔からカールトンをアイドルにしてるってのは何かで読んだ記憶はあるけど。まさか師匠と弟子だったとは。
カールトンとルカサーの競演は日本でも実現していて、その時のライブ盤『No Substitutions』は(於ブルーノート大阪)グラミーにノミネートされて大いに話題になったよね。この作品は1992年に行われたカールトンとルカサーの競演の映像盤。こちらの舞台はフランスなのでCDとはもちろん違うテイクで、ロックとフュージョンのトップギタリストふたりの競演を見ることができるDVD。

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うー。これは凄い。まさしくエレキギター三昧よろしく弾いて弾いて弾き倒してくれてます。
オープニングの『Pump』が先ず瞠目。先攻はチョイワルどころか腕にタトゥーまで入れちゃって気合い丸出しのルカサー。、ダークブルーのルークモデルを弾いて弾いて弾き倒してます、対照的にカジュアルなシャツを引っかけてすっかり寂しくなった頭部に思わず目が行く後攻カールトンが、ギブソン335を弾いて弾いて弾き捲ってます。全編にわたり、師匠との競演に嬉々と(本当に嬉しそうな顔でカールトンをリスペクトしてるのがよく分かる)弾いて弾いて弾き倒すギター小僧に戻ったルカサーと、そんなルカサーのソロを懐深く受け止め返す刀のようにフレーズを弾いて弾いて弾き捲るカールトンのギター仙人のような貫禄。もうとにかくギターの夢想花の如く、弾いて弾いて弾いて弾いて弾いて弾いて弾いて弾いて弾いて回って回って回って………
とまあそんな両者の対比を軍配持ちつつ視覚的に楽しむもよし、ギターの名人芸にひたすら唸り熱狂するのも充分アリな、めくるめくギターバトル。僕はギターが全く弾けないので、ここのピッキングがどうとか今のチョーキングがどうとかさっきの運指がどうとか、テクニック的にどうこうを全く書けないのが悩ましいんだけど、逆に言うとそんなギター演奏に無縁な僕でもこれだけ楽しめるってのは、やはりギタリストとしてのバイタリティーが二人とも凄いんだろうね。こりゃホント恐れ入りました。
バックの演奏も素晴らしく、特に、ふたりのバトルを見つめながら黙々とベースを弾く巨漢Chris Kentの優しい笑顔も、師弟の良い演奏と雰囲気に輪をかけているね。カテゴリはカールトンが師匠ってことでフュージョンにしときます。


 
<a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm9460144">【ニコニコ動画】Larry Carlton; Steve Lukather - The Pump</a>

体調を崩してブログを放置してました。
前記事のコメントへのレスが出来ていないことを、お詫び申し上げます。


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Interspirit/Anthony Jackson , Yiorgos Fakanas [FUSION]

これは『待ってました』つうか・・・
とにかくリーダーアルバムってモノに全く興味がない御人だと思ってたもんで、
ほとんど忘れてました諦めてましたよ(笑)・・・
ちょっとした春の珍事ってとこでしょうか。
ニューヨークを・・・いやいや、全世界を又にかけて活躍している
スーパーベーシストのリーダーアルバムが遂にリリースとなったんだな。
それがこないだ届きましたよん。

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初めて知ったのはナベサダの武道館でのライブ盤やヒノテルのフュージョン作あたりだな僕は。参加作品については、もう挙げていくとキリがないんだけども、とにかく僕もフュージョンを聴き続けて四半世紀以上(笑)、右も左もわからずに我武者羅にレコードとカセットテープを集めてた頃に、世界中のエレキベースのスターの中でも、マーカス・ミラー、スタクラ、ジャコパスらと同じく、僕がいち早く名前を覚えたのがこの人、Anthony Jackson(アンソニー・ジャクソン)

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思えば当時のベース奏法ってば、スラッピング(昔はチョッパーって言ったよね)が全盛の頃。華麗なサム&プルを駆使してベースで自己主張したマーカスのプレイとは対照的に、アンソニーはその巨漢よろしく、誰が暴れようがアウトしようが走ろうがモタろうが漬物石の如くずっしりとサウンドの重しとなり、相棒のドラマーを頑強に支えて良さを引き出す・・・あんまり(というか殆ど)チョッパーを弾かないので、華やかなチョッパー奏法で名を挙げた体型もスマートなマーカスや、ジャコパスの怒涛のフレットレスなんかと比べると『地味でデブなベーシスト』ってな印象を持ってたんだけど、少しずつ音楽を知っていくうちに、その魅力が判ってきたというか…僕にとってはそんなベーシスト。
今やベーシストの間では当たり前になった多弦ベース(6弦ベース)を、自己の演奏にいち早く取り入れ、その開発にも積極的に関与した第一人者でもあるよね。
ベースにフロント楽器としてのスポットライトを浴びせたスーパースターというよりは、職人肌だよな。

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Anthony Jackson (Contrabass Guitar)
Yiorgos Fakanas (Bass)
Frank Gambale (Guitar)
Dave Weckl (Drums)
Mitch Forman (Keyboards)
Takis Paterelis (Alto Sax)
Tony Lakatos (Tenor Sax)
Antonis Andreou (Trombone)
Mihail Iosifov (Trumpet)

でこのアルバム、タイトルは『Intersprit』
ギリシャ出身のベーシストYiorgos Fakanas(いったい何て読むんだ?)とのダブルネームでのアルバムとなっている。リズムのパートナーはテクニシャンDave Weckl(ds)。
同じベーシストとのダブルネームでの作品になった経緯の方はよく判んないけど、ショーターのFootprints以外は全てFakanasの作・編曲によるオリジナルってのを見ると、アンソニー自身が満を持したというよりは『お前もリーダーアルバムくらい残しておけよ』と、プッシュされたような気がしないでもないね。まぁこれは推測だけど。

多くの曲でブラスセクションを配していたり、現代音楽風だったりクラシカルなアプローチの曲も有ったりで、『気の合う連中を集めたラフなセッションでのソロ回し』というよりは、アンソニーのために細部までしっかりアレンジして作り込んだ印象の楽曲が並ぶ。
①『Inner Power』や⑦『Caldera』、⑨『Parhelia』なんかは、どこかのフュージョンバンドが得意そうなブリブリのホーンと複雑なユニゾンのキメが忙しいハイスピードなフュージョンサウンドで、僕は少々意表をつかれちまった。さほど前面に出ることなく、どっしり腰を据えて弾いている印象のアンソニーはリーダー作でも『らしい』っちゃあ、らしいけどね。
しかしながら、FoderaのContrabass Guitar(6弦ベース)での速弾きソロはもちろん、楽曲のブリッジやメンバーのテクニカルなソロに絡むアンソニー(Fakanasの方かも)の濃厚なラインなんかはやっぱりいちいちカッコいいし、ウェックルとギャンバレの当代テクニシャンのプレイも聴きモノっすよ。これが最初で最後といわずに、またリーダー作を出して欲しいな。

それはそうと、アンソニーってまだ50歳代なんだね。とっくに還暦だと思ってたよ・・・失礼しました(笑)

ベストトラック
5:Interspirit
1:Ionio II
8:Inner Power



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One Night One Day/Tom Scott [FUSION]


前回に続いてトムスコのアルバムをもう一丁いきましょう
こちらもレコードなんだけどトム・スコットの『One Night One day』す。
借りパク物ではございません(笑)

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お・・ジャケの左下に大阪梅田の名店LPコーナーのロゴが入ってるね。懐かしいなあ。学生の頃よく通って、狭いくて急な階段上った2F(中古コーナー)に入り浸ってましたよ。2Fはいつもおばさんが店番してたんだけど、ジャズにやたら詳しいの。何枚かオススメ買わされたりしたもんです。もう随分前に閉店したんだよね。LPコーナー知ってます?
つうかすみませんね毎度毎度マイナーな話しばっかで(笑)。

で(たぶん)ちょっとだけ珍しいこのアルバムはSoundwingってレーベルから出てるんだけど、このレーベルのことは知りゃしません。リリースが1986年だからGRPに移籍するちょい前の録音だな。一度はCD化されてるんだけど、どうやらそれっきりみたいなので、これもさほど人気盤有名盤ではないようだね(最近こんなのばっかり・・笑)。
Allan Pasqua(kb)、Dean Parks(g)、Neil Stubenhaus(b)らのメンバーによる絵に描いたような80年代フュージョンが4曲と"トムスコWithストリングス"が4曲というなかなかどうして面白い内容。A面のトップに僕の大好きなスタンダード『StarEyes』を持ってくるあたりも憎いね。②『Nite bloom』はトムスコのオリジナルで、ここでは楽しそうにリリコン吹いでます。B面はGerry Vinciのコンダクトによる”Withストリングス”でバラードをしっとりと。『Concierto de Aranjuez(アランフェス協奏曲)』を含む3曲をストリングスをバックに朗々と吹いてます吹き上げてます。

ベストトラック
sideA-1:Star Eyes
sideA-2:Night bloom
sideB-1:One Day



トムスコのサックスってば、もちろんテクニックは凄い(テナーのフラジオとかサブトーンは尋常じゃない)んだけど、それを矢鱈にひけらかさずに巧くツボを突いて来るつうか、出来るけどやらない潔さを感じるんだな。
与えられた数小節の間に、とにかく判りやすいポップさでもって、聴き手を唸らせるのではなく楽しませる・・・そんなエンターテイメントに徹してるような所が好きなんだよなあ。おまえらカッコ良く吹くならこうだろ!!みたいなさ。セッションマンとして、あらゆるスタイルを越えたオファーをこなしてきた『叩き上げのカッコ良さ』ってやつですかね。

ところで、トムスコはGRPに在籍してた頃までは追いかけてたんだけど、今どうしてんだろ。
ガッツあふれるサックスフュージョンの新録アルバムを、また聴いてみたいよ。
この映像もかなりカッコ良いね。


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