SSブログ

East Coast, West Coast/Toots Thielemans [JAZZ]

a0009196_23361651.jpg

 

楽器を多かれ少なかれかじっていると、自分の憧れのミュージシャンと『同じモデルの楽器』を一度は手にして弾いてみたい思うものだ。
その昔、まだ19歳だっ たジョン・レノンが、ギタリストでもあった37歳のトウーツのギターとハーモニカ演奏に衝撃を受け、同じリッケンバーッカーの#325というモデルとハーモニカを手に入れて、そのスタイルに傾倒していったのは有名な話だそうだ。相手がジョン・レノンというところが凄い。
1922年の生まれだというから、昭和どころではなく大正11年生まれの86歳。
昭和10年生まれの、僕の親父よりも年上の"ハーモニカおじさん"…いや、世界中から愛されるハーモニカ爺さんトゥーツ・シールマンス。

『さて、音楽でもかけようか』と思ったものの、サックスやトランペットの音が喧しいと感じる時もある。ピアノを聴くにもイマイチ気が乗らないし、ギターやヴォーカルなんて以ての外。。。そんな気分の時ありませんか?これから聴く音楽になんとなく迷った時は、素朴で切なく、どこか懐かしい響きのハーモニカなんて如何でしょう?
アメリカの東海岸(ジョン・スコフィールド、テレンス・ブランチャード、マイク・マイニエリ、ライル・メイズ…)、西海岸(ハービー・ハンコック、チャーリー・ヘイデン、ピーター・アースキン、ロベン・フォード…)から選りすぐりのミュージシャンを呼び寄せて有名なスタンダード・ナンバーを録音した『East Coast West Coast』。
掌にすっぽりと隠れてしまうような小さな楽器に、ビッグバンドにも勝るような存在感を宿し、ジャズの緊張感の代名詞のような『Giant Steps』でさえも、こんなに美しく優しい癒しの音楽に変えてしまう。。。そんなトウーツの魔法を堪能できるアルバムである。

ベストトラック
8.Waltz for Debby
7.Giant Steps
4.Groovin' High


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く ※いつもコメントありがとうございます。レスが遅い無精者ですが、遠慮なくお書き下さい。スパム対策の禁止ワードを設定しています。

お名前:[必須]
URL:
コメント:

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
別館オープンしました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。