とある運転手の自己満足

乗客：　えっと、、、ナガタ町駅の前まで

運転手：　へい、ナガタ町駅前ですね。

乗客：　この車、高速料金取らないんだって？

運転手：　ええ、この業界も人気商売でね。うちはキャッシュバックもやってますよ。

乗客：　へぇ、そうなんだ。とにかく急いで欲しいんだ。一番の近道で頼むよ。

運転手：　１番がいいんですか？・・・２番じゃダメなんですか？

乗客：　へ？・・・・・・・

 

 

 

 

bang!!


運転手：　・・・・・・・・おっとっと

乗客：　ん？今なんか変な音しなかった？

運転手：　なぁに心配いりませんよ。

乗客：　ガタガタ揺れてるんだけど・・・この車なんだかヤバくね？

運転手：　だ大丈夫ですって、お客さん。

乗客：　くんくん・・・それに煙たくないか？どこか故障してんじゃないの？

運転手：　いいえ、わたしゃこう見えてもエンジンにゃかなり詳しいんでね。
　
乗客：　おいおい、もし事故ったらどうすんだよ、、、

運転手：　直ちには事故りませんよ。

乗客：　なんか頼りない運ちゃんだな・・・やっぱ恐いし降りるよ、他のタクシー乗るから。


運転手：　ここじゃ無理ですよ、一定のメドがついたら・・・三丁目の交差点あたりですかねぇ

乗客：　メドか、よしわかった。じゃあ三丁目の交差点で直ぐに降ろしてくれよ、な？

運転手：　いえ、わたしは責任もってお客さんを送り届けたい、やり遂げたい（意欲満々に）

乗客：　いやいや、もういいから。だって、さっき降ろすって言ったでしょ？

運転手：　降ろすという言葉を私自身使ったことはない

乗客：　ちょ・・・それってペテンじゃねーのか？

運転手：　まー、騙される方も騙される方だと思いますけどね～　ぽっぽ～（ゲラゲラ）

乗客：　つーかもう乗りたくないんだよ、さっさと降ろせってば。


運転手：　本当に乗りたくないのか？
            本当に乗りたくないのか？
            本 当 に 乗 り た く な い の か ？

乗客：　だって危ねーだろこれ。なんだよさっきから、俺は客だぞ、わかってんのか？

運転手：　お客さんこそ長幼の序ってのがわかってないなー

乗客：　は？なにを偉そうに抜かしてんだ。てめえの会社にクレーム書くからな！

運転手：　クレーム書いたら、そいつは終わりだから。

乗客：　あーそうかい面白れえ、望むところだ。やってやろうじゃねーか。

運転手：　あ、今のはオフレコだから(笑)

乗客：　ちっ・・急に弱気になりやがってよ。金払って危険な車に乗りたくねーし。

運転手：　だったら整備士呼びゃあいいじゃないか。

乗客：　な・・・お前がハンドル握ってんだろが！無責任なこと言ってんじゃねーぞコラ

・・・ぷっすん=3

乗客：　ほらみろエンストしたじゃねーかよ。おかげで遅刻だぞ！どうしてくれるんだ！あ？

運転手：　ありゃりゃ参ったな、どうやら燃料がスッカラ菅　で・・・・（笑）

乗客：　もうええわ

注意：タクシー運転手は選べませんが、政治家は・・・・選べます(笑)