Energy/Fourplay [FUSION]
フォープレイの『エナジー』が発売された。所属レーベルを移籍しての第一弾となる最新作だ。
何せ、前作の『X』が素晴らしい作品だったので、今回はかなり楽しみにして発売を待っていた。
結成当初は、『どうせアルバム2~3枚出して終わるだろうな』と思っていたが、結成からもう18年、ギタリストがリー・リトナーからラリー・カールトンにチェンジしてから、もう11年になる。
とにもかくにも、これだけの凄腕・大御所・重鎮ミュージシャン4人が、バンドとしてコンスタントに『新作を待ち、手に入れる喜び』をファンに与え続けているということに、敬意というか感謝したいような気持ちだ。よくよく考えれば、リー・リトナーが多忙なので、代わりに入ったギタリストがラリー・カールトンだなんて…(口説いたのはネイザン・イーストだったらしいが)他の3人がボブ、ネイザン、ハーヴィーだったからこそ成し得た交替劇だと思う。
CDをセットしてから数秒間の『キュィ~ン』というカールトンのチョーキング一発。
静かに躍動するハーヴィ・メイソンとネイザン・イーストのグルーヴは、まさに『おっさんの余裕と貫禄』だ。そして、シルクのベッドに寝そべっているかのような、滑らかで心地良いボブ・ジェームスのバッキング…瞬く間に、誰にも真似できないフォープレイの世界にいざなわれる。これ以上の何かを望むのか?否か?で、このアルバムの評価がそれぞれ変わってくるような気がするが、僕は良いと思う。いささかマンネリ気味な所も含めて、これがフォープレイだからだ。
最高のミュージシャンが奏でる極上のアンサンブルと鍛え抜かれたインスピレーションから生まれる音楽…結成以来一貫してきた、一聴してそれと判るような、いつもながらのフォープレイ・サウンドに心地よく揺られていると、いちいち『新境地』や『目新しさ』を期待し、求めてしまう音楽ファンとしての性のようなものが、野暮ったく思えてしまうくらいだ。こんな音楽も、少なくとも僕には絶対に必要だ。
ベストトラック
1.Fortune Teller
2.The Whistler
7.Look Both Ways
Blog訪問ありがとうございます。ちょっと拝見いたしましたが、楽しげなエントリーが沢山ありますね!またゆっくりお邪魔いたします!
by yasu-k (2008-09-09 00:21)
こんにちは!トラックバックありがとうございます!
『キュィ~ン』
そうそう、これこれ、fourplayだなぁって感じ。
これからますますfourplayを聴くにはいい季節になってきますね!
by sugi (2008-09-09 20:13)
yasu-kさん。
昨日は、突然のnice、大変失礼致しました。
ご訪問&コメントありがとうございます!
まだ始めて間もないブログですが、よろしければまたお立ち寄りくださいね。
こちらからも、またお邪魔させていただきます!
by なちゃ (2008-09-09 22:37)
sugiさん。
突然のTB、大変失礼致しました。
ご訪問&コメントありがとうございます。
涼しい夜には、fourplayのサウンドがよく合いますね。
プロ中のプロが奏でる音は、じっくり聴くも良し、BGMにするも良しですね。
またお邪魔させていただきます。
by なちゃ (2008-09-09 22:49)