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Deep Into It/Larry Carlton [FUSION]

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僕の場合、ラリー・カールトンのギターをひと言で表現するとしたら『きゅい~ん[るんるん]だ。
同じくリー・リトナーの場合は『チャカポー[るんるん] である。
まー、どうでもいい話だが、そんなに的外れな表現でも無いと確信している(笑)

では、異論は無いことにして、強引に話しを進めよう(笑)
そんなラリー・カールトンのきゅい~ん[るんるん]としたギターを聴いていると、ギター小僧がそのままギター兄貴になり、歳をとって律儀にギター親爺になったような。。。そんな気がしてならない。
若くしてクルセイダーズのギタリストとしてだけでなく、ロックやポップスの数々のレコーディングに参加して、腕を磨き名を馳せた。ソロ活動を開始してまもなくROOM335というフュージョンギターの代名詞のような名曲を生み、一気にスターダムへ。1988年、暴漢の凶弾に倒れ、生死をさまよう程の重傷を負いながらも、決死のリハビリと驚異的な回復でギターシーンに返り咲いた。。。
フュージョン界のもうひとりのギターヒーローであるリー・リトナーが、本業のチャカポー[るんるん]と平行してプロデュース業に手を広げる一方で、ラリー・カールトンはひたすらギターと向き合い、きゅい~ん[るんるん]とフレーズと音色に磨きをかけ、ギターとともに生きる、まさに『我が人生ギター一筋』といった印象が僕にはある。
フォープレイのバンドサウンドであっても、ディストーションを効かせたゴリゴリのブルースであっても、本作のようにクリアなトーンで聴かせるスムースジャズ的なサウンドであっても、インストであっても歌モノであっても、眼鏡をかけても、頭部が薄くなっても…このアルバムジャケットのように、ギターケースをひょいと片手に、『ギター道』歩み続けるラリー・カールトンの両手の指先から発するさりげない円熟の技と、きゅい~ん[るんるん]のオーラは、いつだって変わらない。イーグルスの『言いだせなくて』のカバーがあるかと思えば、若き日の名演『Sleepwalk(夢飛行)』を彷彿とさせるような『Closer to Home』でしっとりと聴かせてくれる本作は、FMでのオンエアを意識したサウンドだろうか、曲がコンパクトなサイズなので実に聴きやすい。それでいてクルセイダーズの『Put It Where You Want It』を先頭に配しているあたりは、カールトンのこれまでのキャリアに対する自信が伺える好盤だと思う。特に僕のように、オヤジの域に達してしまっているファンにとっては、ラストのボーナストラックだけでも価値があるはずだ。
Fourplayあたりのサウンドが好みの人にも絶対にオススメできる、サウンドに加えてジャケットも素晴らしいアルバムだ。

11.Put It Where You Want It [Extended Version]
5.Morning Magic
7.Closer to Home


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