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Metropolis Pt 2: Scenes from a Memory/Dream Theater [洋楽]

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高校時代は、周りのバンドがヘビメタ系ばっかりだったのもあって、その類の音楽が大嫌いだった、というのは以前書いたことがある。
その後オトナになってから、どういうわけかアイアン・メイデンくらいまでなら聴けるように成長したわけだが(笑)、僕がアンチメタルだった頃にドリーム・シアターのようなバンドがあったら、結構ハマッていたのではないかと思う。昔も今も、僕は『超絶技巧』というコトバに弱いのだ(笑)。
デビューが1989年なので、もうベテランバンドなのだが、僕がドリーム・シアターを知ったのはこのアルバムが話題になってから。なんでもプログレメタルとか呼ばれるスタイルらしいのだが、そらへんのことは僕はよく知らない。
で。。。
このバンド、とにかく上手い。はっきりいって上手すぎる。初めて『Overture 1928』を聴いた時は、最新技術の打ち込みか何かで上手に作った音楽だと思ったくらいだ。

僕が大好きなジャズにしてもフュージョンにしても、ミュージシャン同士の演奏テクニックのぶつけ合いが面白さのひとつなのだけれど、個々のメンバー全員がこれだけの演奏技術を持ちあわせているパーマネントバンドというのは、ジャンルを問わずあまり聴いたことがない。

マイク・ポートノイ、1967年生まれ
ジョン・ペトルーチ 1967年生まれ
ジョン・マイアング 1967年生まれ


・・・よく見たら僕と同い年ではないか(笑)。
一度ライブも観てみたいが、もしもタイムマシンが有れば、むしろ彼らが毛の生えた程度のド素人だった頃のリハーサル風景を見てみたい。

個人的には、輪廻転生をテーマにしたコンセプトの部分は、ちょっと重いのであまり惹かれないのだが、なるほどアルバムを通してのカラーはきちんと統一されている。
何度聴いても、転調・変拍子が目まぐるしく絡むスリリングで複雑な楽曲の構成や、超絶的なスピードのソロパートやユニゾンには舌を巻くし、壮大な映画のクライマックスのような10分を超える大曲は、聴き手を踏み潰されんばかりに立ちはだかり圧倒する。ひとつ間違えれば、イヤミで品の無い曲芸に陥りかねない…それ程に突き抜けた彼らの個人技を、実に上手くまとめ上げてアルバムをひとつの芸術作品にしているのは、練りに練られて且つ緩急に富んだ完成度の高い楽曲群の魅力と、コンセプトアルバムとしてのそれらの繋がりに他ならないと思う。
ボーカルももちろん悪くないが、鬼気迫るようなインストパートが恐ろしく素晴らしいアルバムだ。名作だと思います。
ただし、軽い気持ちでつまみ聴きは出来ないかな。。。

ベストトラック
Scene Seven: The Dance of Eternity
Scene Four: Beyond This Life
Scene Two: Overture 1928


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