原子心母／Pink Floyd [洋楽]
新年あけましておめでとうございます。牛です。
このブログの管理人のなちゃさんが、お正月だからって昼間から弱いくせにお酒飲んじゃって、ダラダラとごろ寝してしまってますので、代わりに私が新年のご挨拶をさせて頂きます。
私の名前はルルベル３世。英国のロックバンド、ピンク・フロイドの１９７０年発表の『原子心母』のジャケットに登場している牛さんです。ピンク・フロイドの音楽は聴いたこと無くっても、私の写真は見たことある人って多いんじゃないかな？
いやはや、なにせ今年の干支が牛だっちゅうことで、多分音楽界で一番有名な牛である私が、今年の破顔一聴の一発目のアルバムに抜擢されたみたいです。なんか光栄というか、いかにもなちゃさんらしい安直な発想といいますか…（笑）。
このアルバムのタイトル曲の『原子心母』、ＬＰレコードのＡ面の全てを覆う２３分４０秒という大曲でして、１０人の管絃のオーケストラと２０人の合唱団によるコーラスが加わった、まるで映画音楽みたいな『ロック交響楽』なんですよね。アルバム片面を全部使ったトラックなんて、いかにもプログッシブロックって感じですけど、こういうのピンク・フロイドが始めてだったみたいですね。そもそも、断片的なアイデアやメロディーを組み合わせていくうちに収集がつかなくなって（苦笑）、メンバーの知り合いだったロン・ギーシンっていう音楽家の協力で完成に持っていった作品なんだって。それでもこの後に作成された名曲『エコーズ』なんかも２０分超えの大曲だったし、売り上げ枚数が３０００万枚とも４０００万枚とも言われる化け物アルバム『狂気』にしても、アルバム一枚が1曲と解釈されるようなコンセプトアルバム的な作風にバンドが移行して巨万の富を得たことや、日本ではこの『原子心母』でピンク・フロイドの知名度がグンと上がったことを考えると、もうちょっと私に感謝してくれてもよさそうなもんですけど、私の牧場主がギャラを求めたら却下されたというじゃないですか～。
まぁ私は牛ですから、よく分かりませんけどね（笑）。。。
とにかく、今年が丑年ってこともありますけど、たとえばお正月のテレビ番組が『つまんないなー』と思ったら、しばし書斎にでも閉じこもって『原子心母』なんてどうでしょう？案外、厳かな気分になれるかもしれませんよ。
それでは、今年も破顔一聴を、どうぞよろしくお願いいたします！
ベストトラック
1.Atom Heart Mother
2.If
3.Summer '68
今年もよろしくお願い申し上げます。
これは、出来ればCDではなくレコードで、静かで穏やかな日差しとともに実家の古いステレオで聴きたいですね。
高校時代にタイトルとヒプノシス(Hipgnosis)がデザインしたジャケットを先に知ったものの今のように情報も無く全てが謎だったので、「核問題がテーマで、牛乳から放射線反応が出たりしていることを象徴したジャケットなのか？」と勝手な推測をしたりしていました（笑）。実際に曲を聴いてライナーノーツを読んで、全く違うことを知ったのは大学に入ってからでした。
by nexus_6 (2009-01-01 21:08)
今年一番のアルバムということで、僕も今聞いてます。
聞きながらぐぐっていたら、ここにたどり着きました。
いつもiPodで外できいていたのですが、久しぶりに自宅の部屋でCDできくのもいいですね。フロイドも久しぶりだなあ。
by colstrains (2009-01-01 22:47)
nexus_6さん、コメント＆niceありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
フロイドの作品は、特にアニマルズあたりまでは、ジャケットを傍らに眺めながらレコード盤で聴くのが合いそうですね。
中学生の時、このジャケットのインパクトは強烈でした。
ところが、ジャケットにしてもタイトルにしても、殆ど意味が無いんですよね。
by なちゃ (2009-01-01 23:46)
colstrainsさん、はじめまして。ご訪問＆コメントありがとうございます。
丑年のお正月ということで、このアルバムを引っ張りだしてる人も多いかもしれませんね。ＣＤでもレコード盤でも、スピーカーから出る音を浴びるように聴きたい作品です。
colstrainsさんのブログにも、またゆっくりお邪魔させていただきます。
by なちゃ (2009-01-01 23:54)
高校生の頃、このアルバムを聴きならが、
「なぜ牛なんだ・・・？ 牛に振り向かれても困るのだが・・・。」
そう思っていました。
で、こういう時期に意味を持つんですね。（笑）
やっとわかったぞ！（笑）
by 土佐のオヤジ (2009-01-04 16:01)
土佐のオヤジさん、こんにちは！
よくよく見ると、この振り向き方。。。完璧ですね。
人間業ならぬ、牛業と思えません（笑）
ジャケットといいタイトルといい、思わせぶりなアルバムですね。
by なちゃ (2009-01-04 22:25)