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200円CDショートレビュー11連発 その① [洋楽]

こんばんは、なちゃです。
実は正月早々からネタがありません(笑)

今年はあまりに閑な正月をうだうだだらだらと過ごしてたもんで
重度の正月ボケに陥っておりましてね。

これといったネタもなければ、まとまった記事を書く気にもなってません(笑)。
どうしよっかと考えてたところ……
お、あったあった。

 

CIMG3587.JPG

 

題して・・・
『200円CDショートレビュー11連発』


・・・というわけで、いきなりしょーもない企画ですんませんけど(笑)今日からしばらくは、去年まとめて11枚オトナ買いした『200円CD@ワゴンセール』を、一気にかつ手短に紹介してお茶を濁したいと思います。
年の瀬にやってきた名も国籍もジャンルも知らない缶ビールより安いCDたち。いったいどんな音楽が聞こえてきたのでしょうか。果たして(なちゃ的に)200円の価値はあったのでしょうか・・・・

それでは早速いってみましょう。一枚目は綺麗どころから。
Missy Higginsの『On a Clear Night』ってアルバムっす。

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Missy Higginsは、オーストラリア出身の歌手だそうな。1983年生まれ。
公式HPによるとデビューは2003年で、これは2008年リリースの2枚目のフルアルバム。曲は作詞も含め全曲Missy Higginsのオリジナル。日本盤のリリースは無いものの、母国オーストラリアでは何度もアワードに輝いてるかなり有名なシンガーなようだね。

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アコギをメインにしたシンプルな作りと過度に気張ってない歌唱が好感大だったし、肝心の歌声も高過ぎず低すぎずで嫌いじゃない・・・つか好きだわこれ。ルックスも悪くないので、ネットで突っ込んで調べてみたら「I'm not straight」とカミングアウトしてるそうな。ふーん。。。ちなみにYoutubeに一曲アップを試みたところ、見事にブロックされました(笑)
曲はこんな感じ。これ、かなり良かったっすよ。ジャケットが少々汚れてたのが、セールされた理由かも知れないね。
200円どころか、定価でも納得の一枚。




[るんるん]本来の価格(Amazonにて、1月3日現在)→1,453円
[るんるん]200円の価値→★★★★


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Eye of the Tiger/Survivor [洋楽]

はっぴぃ にゅう いやー

おっす!! 日本じゃ明けましておめでとう!って言うのか?

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え?おまえ誰だって……?

わっはっは、見りゃわかるだろ虎だよと・ら!はるばるアメ~リカから来たんだぜ。

いやな、ここのブログ主のなちゃが、正月だからって昼間っからビール飲んで、うたた寝こいたりDSだかWiiだかなんだかってゲームに夢中になってんだよな。元旦からブログなんて書いてらんねーんだってさ。
だから俺様がわざわざエルエーから代わりに皆様にご挨拶に来たってわけさ。
しっかしまぁ、いくら寅年だからって発想が相変わらず・・・・だよな~なちゃは。これじゃキャラが違うだけで去年と同じネタじゃねーかよ(笑)

なんでも去年はイギリスからルルベル三世って牛の女子が来たんだって?
ああ、もちろん知ってるよ、有名だもんな。あの振り向いてる牛のことだろ? さっき見かけて、あんまり旨そうだから思わず食っちまおうかと思ったよ(笑)。
しっかし俺は羨ましいよ。フロイドみたくビッグな超有名バンドだったら、モデルの牛でも世界中に名前知られてんだから。それにひきかえ俺なんか名無しのトラだもん。まぁ、それでもロッキーって映画のお陰で俺様の顔もそこそこは有名みたいだけどよ(笑)。
で、何てバンドだったか覚えてるかい?・・・あ、いま一発屋のバンドだって笑っただろ。
噛み付くぞマジで。がおー(笑)。

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ところでこの写真は、なちゃが新年明けてまもなく行った初詣の写真らしいぜ。町のちっぽけな神社らしいけど、何よりも先ずは地元の氏神さまに御参りするんだとさ。ったく真面目なんだか不真面目なんだか、わかりゃしねーよな。訊いても願いごと教えてくんねーし。ま、だいたい想像はつくけどよ(笑)
でもまぁ、なちゃもそんなところが可愛くって憎めなかったりするんだな、あとはぜんぜん可愛くないけど(笑)。

おっといけねぇ、あれこれ書いてたらもうこんな時間か。俺様も暇じゃないからそろそろ行くわ。なにか言いたいことがあったらコメントにでも書いといてくれよな。
あ、そうそう、このアルバムのベストトラックはこれだぜ。

ベストトラック
1:Eye of the Tiger
2:Feels Like Love
7:Ever Since the World Began

ところで、ずっと人間の世界は不景気なんだって?
そっかぁ人間の社会も色々と大変なんだな。
ま、たまにはカラッとしたハードロックでも聴いてみな。
今年もいっちょ頑張るぞって、元気出てくるかもよ。

んじゃ今年も破顔一聴をよろしくな!

We held the greatest title in the whole world babe.
You lost that fight Rock for all the wrong reasons.
You lost your edge.
Now when we fought, you had the eye of the tiger, man, the edge.
And now you got to get back and the way to
get it back is to go back to the beginning.
You know what I mean?
Maybe we can win it back together.

Eye of the tiger man!!

 


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Good Evening New York City/Paul Mc Cartney を観賞した [洋楽]

昨日の続きです
(前の記事はこちら)
えっと…どこからだっけ・・・あそうそう、うおお!の続きだね(笑)

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ポール・マッカートニーの『GOOD EVENING NEW YORK CITY』
このライブ映像がまことに素ん晴らしかったのですよ兄貴。
いや~若いじゃんポール、カッコいいじゃんマッカートニー。
67歳になったんですって?嘘だろそれ(笑)。

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いきなりビートルズのアルバム『Rubber Soul』のDrive My Carがオープニングを飾ってうおお!となった後は、もうサブタイトル通りのライブっす。視覚的には中盤で花火が上がったりはするものの、そんなに派手派手じゃなくって音楽に集中できるステージだな。ただし聴衆は狂喜乱舞で歌えや踊れやのお祭り騒ぎ(気持ちはわかる笑)。ピアノマン、ビリー・ジョエルの飛び入りもなかなか楽しかったし、まさにBEST HITS LIVEって感じだな。
20世紀のウィングス時代、そして愛すべきビートルズの名曲を、ジャケットを脱ぎ捨てレスポールに持ち替えアコギをかき鳴らしピアノに向かいながら唄う21世紀に生きるポール・マッカートニーがいる。
いいねいいね[るんるん]
ジョン・レノンへの想いを語ったMCの後で感情に咽びながら(に見えた)アコギ一本で弾き語るHERE TODAYや、在りし日の映像を背にジョージ・ハリスンに捧げたSOMETHINGにはどうしようもなくジンとさせられたし、これでもかと言わんばかりに次々と投下されるヒット・ナンバーには僕でさえ武者震いのような高揚を止めることが出来なかった。

そりゃ、声は衰えたのかもしれない、顔も老けたかもしれない。でもそれは、ポール・マッカートニーがこの地上に生きる人間だってことなんだ。
ポールはまだ神じゃない、だから今でもこうして動いて唄ってるんだ…

・・・・それだけで充分だよ僕は。

paul.gif

奇を衒うことなく原曲にほぼ沿ったアレンジで蘇った“ビートルズ伝説”の一曲一曲は『音楽ファンが失いたくないもの』であると同じに『ポール自身が失いたくないもの』でもあるんじゃないかな…そんな風に思えて仕方が無い。
そしてそれらの歌は「ファンを絶対に裏切らない」というポール・マッカートニーからの、まるで証であるかのように・・・・少なくとも、僕にはそう聴こえた。

もしも僕らが、この日のポールに応える言葉があるとしたら
『サンキュー、ポール!元気でいてくれて…』
くらいしか思い当たらない。
あとは作品に触れればわかるよ。これ本当に素晴らしいから。




僕も一曲アップしてみました。速攻で消されるかもしれませんが(笑)
最後にジョージの写真を見つめるポールの表情が印象的・・・
ビートルズでは、この曲が一番好き

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Good Evening New York City/Paul Mc Cartney を買った [洋楽]

例によって黄色いCDショップをパトロールしてたら、
売場の一角からとてつもないオーラを感じたわけさ。
・・・いやマジで

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はい、遅まきながら手に入れましたよん。Good Evening New York City
ポール・マッカートニーの最新ライブアルバムっす。2009年7月17・18・21日の三日間に渡ってニューヨークで行われたコンサートを収録。会場のシティ・フィールドは大リーグのN.Y.メッツの新本拠地となるスタジアムだな。このコンサートがこけら落しだったようだね。

で、ブツは2枚組のライブCDに加えてDVD(リージョンフリー)が一枚ついた3枚組の豪華仕様で、価格は2900円なり(黄色いショップにて)
ん~これは安いっすね。厚紙ケースにお皿が3枚ねじ込んであるので、むちゃくちゃ取り出しにくい[爆弾]って難点はあるんだけど……貧乏おやじに優しい良心的な価格に免じて許す[ぴかぴか(新しい)](笑)。

それはともかくだな。優れたコスパもさることながら僕が迷わず飛びつくに至った理由は、収録されてる全33曲のうち3分の2(20曲)を占めてるビートルズ・ナンバー。
某ネットショップのレビューには『最近のポールはビートルズ曲やりすぎ』ってな意見も多くあるけど、僕は大歓迎だな。
ジャケットを手に取ってざっと曲目みただけでも、
The Long And Winding Road
Hey Jude
Eleanor Rigby
Something
A Day In The Life
Let It Be・・・・などなどが目に飛び込んできて、生唾ごっくん(笑)
もう全部書くのが面倒になるくらいビートルズ目白押しなわけ。しかも好きなのばっかりとあっちゃあ「ひとつ押さえておかねば」って気になりますわな。

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しかも単なるおまけだと思ってたDVDの方にもライブ映像33曲分ががっつり詰め込んであるってんだから箱開けてビックリ。こりゃDVDだけでも2900円の値打ちあるんじゃないのかな。つうか絶対DVDの方が目玉でしょこれは。
そうなると一気に興味はCDからDVDに移っちゃうわけで、やっぱり先にDVDを見ました。

巨大スクリーンにポールの姿
スタジアムを埋め尽くす聴衆が発する大歓声
トレードマークのカール・ヘフナー(バイオリンベース)を抱えて登場


う お お ~ !



<<すまん、もう眠いので、ここで唐突に続く・・・笑>>

続きはこちらで・・・



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Out of the Blue/Electric Light Orchestra (ELO) [洋楽]

なんだろ。ELOって、ふと思い出して無性に聴きたくなるんだな。
じんと感動するとか頭部を強打されるような衝撃ってのとは全然違うんだけど
なんかやる気が出てくるというか元気が湧いてくるっていうかね。
久しぶりに聴いたけど、やっぱいいっすね。

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僕がエレクトリック・ライト・オーケストラ(以下ELO)を知ったのは中学生の時。
友人から拝借した『Out of the Blue』がELOのサウンドの初体験だったかな。まずはこの長いバンド名に惹かれたね。

だって『電気的で軽いオーケストラ』だぜ(ホントにそんな意味かどうかは知らんけど笑)。
で聴いてみてびっくりつうか納得。その名のとおりミニオーケストラを内包するという、ロックバンドとしては極めて珍しい編成にすごく興味がわいたし、とにかくノリのいいポップロックと切ないメロディのバラード、それを包みこむストリングスと軽快なコーラスが一発で気に入った。
おそらく『Out of the Blue』『Discovery』は、中学時代に僕が最も聴いた洋楽のアルバムじゃないかと思う。


で『Out of the Blue』。
『オーロラの救世主』で大成功を収めた勢いを更に加速させスケールアップさせた極上のポップアルバムだね。当時のバンドの充実とジェフ・リンの溢れ出て止まらないソングライティングの才能を窺い知ることが出来る名作だな。まぁ『オーロラの救世主』・『アウト・オブ・ザ・ブルー』・『ディスカバリー』の3作はどれも甲乙つけ難いから「これが一番」ってのは野暮のような気もするけどさ。とにかく、この三作でのジェフ・リンのコンポーズは神懸ってるとしかいいようが無い。
あと、真っ先に挙げられるELOの魅力といえば、わくわくするようなポップセンスに溢れたキャッチーなメロディに壮大なオーケストレーションと(当時最新の)シンセサウンドなんだろうけども、僕は彼らのコーラスワークも大好き。時にファルセットで時にボコーダーを駆使して合の手を入れる、ジェフのボーカルとの相乗効果。このコーラス無くしては、ELOワールドの完成はなかったんじゃないかな、とさえ思ってる。

そんなこんなで、このアルバムはアナログレコード2枚組み(CDは一枚で再発)という、いわゆる大作。
ビートルズ、フロイド、イエス、ZEPなどなど、活動のピークあたりに2枚組アルバムを出した大物ミュージシャンやバンドって多いんだけど、このアルバムは『ザ・ウォール』や『海洋地形学の物語』、もっと言えば『ホワイト・アルバム』にも全くひけをとってないと思うし、寧ろ『ひたすら楽しく一気に聴ける作品』って意味では、このアルバム飛びぬけてるんじゃないかな。難しかったり奇を衒ってりゃ良いってもんじゃないし。
ジャケットもいいすね。『オーロラの救世主』で初お目見えした、バンドのトレードマークの『光る円盤』が本作では宇宙船を迎え入れる宇宙ステーションとして描かれてる。この素敵なイラストは長岡秀星。
世界最小最高のオーケストラと讃えられた、まるでテーマパークにでもいるかのようなカラフルなポップサウンドを象徴しているようで本当に素晴らしい。

これはELOという、ひとつのバンドのピークを示すだけでなく、70年代後期のポピュラー・ミュージックのの金字塔の一作だといって差し支えないだろうと思う。
だって楽しいもんこれ。ジェフ・リンって男、やっぱ天才だわ。

ベストトラック
2.It's Over
1.Turn to Stone
13.Mr. Blue Sky


 
 

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Absolutely Live/TOTO [洋楽]

やっぱTOTOといえば初期の四枚で決まりっすかね。
だろうねそうだろうね。いいえ異論なんてございませんとも。
今でも好きで聴いてますから。

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はい、それでは今日はこれにて終了(笑)
また次回をお楽しみに…………[手(パー)]

 

 

 

 

 

 

 

・・・・いやいや、そうじゃなくってですね。
同じTOTOでも、また違うところを書きたいお年頃なんすよ(笑)。

このアルバムはTOTOの『Absolutely Live』。1992年から1993年にかけて行われた世界ツアーの演奏を収めたライブ盤っす。
”Absolutely”とは『完全』とか『絶対的』ってな意味で、まあ訳すと『完全な生演奏』ってことだな、そのまんまだけど(笑)

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オリジナルアルバムでいうと8作目の『欲望の王国』をリリースした時のツアー。急逝したジェフ・ポーカロへの追悼ライブでもある。
グラミー主要6部門をかっさっらいトリプルプラチナとなった初期の集大成的アルバム『Ⅳ(聖なる剣)』で、めっきり出番の減っちゃったボビー金玉…じゃなかった(笑)ボビー・キンボールがヘソ曲げて(アル中&ヤク中だったとの噂も)脱退してからボーカリストがコロコロ変わった挙句に『もう唄はルカサーでいいんじゃねーの?』みたいな投げやり状態になった頃っすね。そんでもって衝撃のジェフ・ポーカロ急死の直後だな。どうにもこうにもTOTOらしくないジャケット見ながらそんなこと考えると『なんだよ聴く前からバンドぼろぼろじゃんか』ってな気にもなるけど(笑)。その頃はただでさえ低迷期だった上にリズムの要ジェフ・ポーカロを失ったもんだから、まさに泣きっ面に蜂とはこのこと。誰もがこれでTOTOも解散だなって考えた。思うにTOTO自身もそのつもりだったんじゃないかな~。だってメンバーが『毎晩が追悼ライブだ。全てが最後のコンサートになる』って、気合いの入ったコメントしてるくらいだからさ。
ところがどっこい、助っ人ドラマーに呼んだのが名手サイモン・フィリップス。この英国人のドラムがあまりに良かったもんで意気投合してちゃっかりバンド続行を決断したとか。
んー、しっかしこれがミュージシャン・シップてやつですかね。演奏のクオリティは尋常でなく高いと思う。そりゃ元々超A級のセッションマンの集まりがTOTOなので、上手いのはわかってんだけどさ。なんつうか、熱いのよ。デビュー以来ずっとバンドを支えてきたジェフへの思いと、ジェフとはまた違ったタイプなサイモン・フィリップスの手数の多いドラムが科学反応起こしてしてS.ルカサーがD.ペイチがメラメラ燃えて行くのが伝わってくるぞ。マイク・ポーカロは血が繋がった弟だから尚更だったかもしれないね。

メンバーはスティーヴ・ルカサー(G&Vo)、マイク・ポーカロ(B)、デヴィッド・ペイチ(Key&Vo)にサイモン・フィリップス(Dr&Perc)。さらに女性ボーカルも含めたコーラス隊を加えてる。これはキンボールのハイトーンをフォローするためじゃないかな。上であげた初期四部作からは、ずいぶん変わっちゃってるね。
それでもTOTOは健在でした。オープニングにいきなりHydra。ドラマチックなシンセにルカサーのリフが被さった時点で鳥肌が千粒ばかり発生。
次になんと早くもRosannaを持ってきたぜ。サイモンが繰出すドラムにエレピとギターが加わってイントロが成立した所で更に鳥肌千粒追加(笑)。これはヒットパレードかと思ったところで最新作からKingdom of Desire。1stからGeorgy Porgy、名曲の誉れ高き99からI Won't Hold You Backとバラードを歌い上げる。アルバム『Fahrenheit』でマイルスをフューチャーして話題となったインストの小曲Don't Stop Me Nowを挟んで、ここで来たか!全米№1のAfricaだー。これがまた胸が熱くなるような名演でDISC1の流れからしてもうたまんないっす。しかもありがちなメドレーで小さくまとめたりせず、フルコーラスでルカサーのソロもたっぷし。とにかくギターリフのカッコいいことといったら。
DISC2は最新作からのDon't Chain My Heartや、1stからの1stのHold the Lineを筆頭にロックナンバーが満載。ライブはますますルカサーの独壇場と化す。この頃はもう完全にルカサーがバンドの主導権を握ってるのがよく分かるね。
曲によっては女性ボーカリストが歌ったりもしてるんだけど、なんのなんのこれがまた良い仕事してる。ラストのビートルズ曲With a Little Help from My Friendsは600秒の長丁場、なんとバラード仕立てでスタート。ルカサーの渋いボーカルから、じわじわ熱くなりテンポアップ、ラストは大盛り上りロック宴会にてお開き。満足!こりゃまさにAbsolutelyだね。

ベストトラック

disc1-2.Rosanna
disc1-8.Africa
disc2-5.With a Little Help from My Friends





う~ん、TOTOってやっぱカッコいいね~。
誰だー?『産業ロック』だなんて言ってコケにしてた評論家は(笑)。

ところで、しばらくアルバム出してないな・・・・と思ったら、おやおや去年解散してたんだね。
知ってました?

僕は昨日知りました…悲しいっす。


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Songs from a Parent to a Child/Art Garfunkel [洋楽]

太陽が沈んで お休みを言う
掛け布団をちゃんと おかけ
ベッドのそばに
明かりを残しておいてあげるよ
君を夢の国に案内するように
 
君の枕は柔らかで
ベッドは暖かい
一日の終わりに 君の目は疲れて
もうひとつキスしたら 行ってしまうだろう
夢の国へと続く道を・・・・
 
世界中のベッドの中の
眠たい少年少女たちには
空に瞬く星たちが
子守唄を囁くのが聞こえるんだ
 
君がどこに飛んでいくのかは
誰にもわからない
翼をはためかせ 陽の光を越えて
月の主や銀河が
君を夢の世界へと
いざなっていく

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The sun goes down and says goodnight
Pull your covers up real tight
By your bed we'll leave a light
To guide you off to dreamland

Your pillow's soft, your bed is warm
Your eyes are tired when day is done
One more kiss and you'll be gone
On your way to dreamland

Every sleepy boy and girl
In every bed around the world
Can hear the stars up in the sky
Whispering a lullaby

Who knows where you'll fly away
Winging past the light of day
The Man-in-the-Moon and the
Milky Way
Welcome you to dreamland

 
 
 
 
アート・ガーファンクルの1997年作品
Songs from a Parent to a Child
『心の詩』という素敵な邦題ついています
目覚めから眠りにつくまで
子供と過ごす休日の『いちにち』を
S&G時代と変わらぬ天使の歌声で穏やかに唄い綴ります
時に、夫人のキムや愛息のジェイムス君と一緒に・・・

ジャケットに目をやると
仕事を離れた休日の『お父さん』の
優しさに溢れたまなざし
ミュージシャンも同じなんだな とか
思ったり・・・・
 
 素敵なアルバムですよ
 
 ベストトラック
11.Dreamland
2.Morning Has Broken
4.Baby Mine

 仕事でイライラしっぱなしの
 
疲れも気も抜けない8月後半でした
 
遅い帰宅に

娘からの手紙と

折り紙が

ひとつ

 
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あと、もう少し

がんばらねば……

おまもり を ありがとう

おやすみ、またあした
 
 
 
 
 

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壁を壊した米発の「世界」~マイケルをもういっちょう [洋楽]

今朝、読売新聞(6月29日付)を開くとアメリカ文学者の佐藤良明氏によるマイケル・ジャクソンの追悼文が掲載されていた。

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ファンの心痛に輪をかけ、死者を冒涜するかのような低俗なテレビ番組による面白半分の報道には、心底げんなりさせられた。しかし、とにかくこちらを読んでみて欲しい。僕のような素人にはとても書けない、これぞプロって感じの追悼文だと思います。

*--------------------引用----------------------*
マイケル・ジャクソンさんを悼む 壁を壊した米発の「世界」
佐藤 良明

 世界の十億人が、一生のうち十五年間、毎日平均一分間マイケルを見たり間いたりしたとして、その延べ約一千億時間という数値は、どのくらいの、どんな種類の力を作るのだろう?
 その力は、原爆や人工衛星と比較可能だろうか? アポ11号と、マイケルの「ムーン・ウォーク」は結局どちらが人類にとって大きな一歩となったのか?
 二十世紀はアメリカの世紀と言われるけれども、朝鮮でもベトナムでも中米中東いずれにおいても、アメリカは軍事的に勝ってはいない。それでいて、アメリカは東西冷戦に一方的に勝利した。どんな力によって?
  一九九二年の「デンジャラス・ワールド・ツアー」のDVDを見る。ブカレスト(ルーマニア)のステージに、ピタリと腰のきまったマイケルが立って、その手足と首がシャープに空を切るたび、観客の目が輝き、喉から叫声が発せられる。三年前まで独裁者チャウシェスクに抑えつけられていた心身が、解放を謳歌して弾んでいる。
 マイケルを中心のひとりとして組まれたUSAの歌手団が「私たちが世界である」(ウィ・アー・ザ・ワ―ルド)を歌ったのがこの七年前のことだった。そのあたりから、ソ連も東欧も-小規模ながら中国も-アメリカ発の「ザ・ワールド」とのつながりを求める若者たちに手を焼く展開になっていた。プレスリーの登場以来、<近代の壁>を壊しまくってきた力が、共産圏の体制までもゆさぶり出したのだ。

 考えてみれば <近代>とは、上品めかした文化を手にしたエリート市民が、「野蛮国」や「貧民層」を支配した時代だった。反ブルジョワを標榜する支配者が独裁的に治めた国でも、その構図は変わらない。近代では、身体の振り(スイング)やロック(揺り)やポップ(弾み)と違う、メンデルスゾーンの調べのようなものが誇示された。戦後のアメリカ歌謡に、「黒人のみだらさ」をもたらした美声の白人は、その壁に決定的な穴をあけたのである。
 エルビスから三十年、マイケルが地球の制圧に乗り出したのは、対抗文化だったロックが、フツーの人のフツーの気分に収まったのちの時代である。ロックのリズムをものにするのに時間がかかった日本でも、八〇年代なかばには、ピンクレディーで育った子供がティーンエイジャーになっていた。
 すでにテレビの時代だった。MTVが起ち上がり、ロックビートの視覚表現が必要とされていた。その需要にマイケルが生身の踊りで応えた。「音楽を見る」のは亜流という考えを、マイケルとマドンナが、文字通り体を張って粉砕したのである。
  だが歌と踊りが世界をつないだのは、それが最後だった。一九九〇年代以降のポップスに、差をつきくずす力はない。ヒップホップもJ-POPも、人種や民族のプライドに閉じこもりがちだ。サウンドと身体の快によって<現代>を組織してきたアメリカの、数十年におよんだ世界革命を最終的に仕上げた男、マイケル・ジャクソン。彼の死は、プレスリーの死に似て「英雄的」ではなかったようだが、その生は世界史に輝くだろう。

(アメリカ文学者)

*----------------引用おわり-------------------*

う~ん、素晴らしい。音楽ブログやってるからには、一度はこんな文章書いてみたいものです。
それでは、今日は手抜きということで、これにて。

  Black Or WhiteのHD画質がありました。
Thrillerも名作ですが、PVとしては僕はこちらの方が好きかも
マイケルが世界中の民族と踊るダンスが楽しげでいいですねぇ
後半の3分にも及ぶマイケルの無伴奏による凶暴なダンスが圧巻。





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Gone Too Soon/Michael Jackson [洋楽]

King of Popsと讃えられ
スーパースターとして生きる…
そんな宿命から解放されて
マイケル・ジャクソンが本当のネバーランドに召されました

失った少年時代に戻るために
そして
夢中で歌とダンスを演じるために
安らかに旅立てたのでしょうか

だってその場所は、誰にも平等だと
思うから


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Like A Comet
Blazing 'Cross The Evening Sky
Gone Too Soon

Like A Rainbow
Fading In The Twinkling Of An Eye
Gone Too Soon

Shiny And Sparkly
And Splendidly Bright
Here One Day
Gone One Night

Like The Loss Of Sunlight
On A Cloudy Afternoon
Gone Too Soon

Like A Castle
Built Upon A Sandy Beach
Gone Too Soon

Like A Perfect Flower
That Is Just Beyond Your Reach
Gone Too Soon

Born To Amuse, To Inspire, To Delight
Here One Day
Gone One Night

Like A Sunset
Dying With The Rising Of The Moon
Gone Too Soon

Gone Too Soon

夕暮れの空を染めていく流星のように
あまりにも早く去ってしまった

一瞬にして消えてしまった虹のように
あまりにも早く去ってしまった

火花のように素晴らしく明るく
ある日やってきて ある晩去っていった

曇った午後に失われた日光のように
あまりにも早く去ってしまった

砂浜に建てられた城のように
あまりにも早く去ってしまった

手に届かない完璧な花のように
あまりにも早く去ってしまった

人を楽しませ元気づけ
喜ばせるために生まれ
ある日やってきて ある晩去っていった
月の出と共に終わる日没のように
あまりにも早く去ってしまった

あまりにも早く去ってしまった

(アルバムDangerous 対訳より)




どの曲が一番好きかと考えていましたが
結局バラードを2曲選びました

もちろん
ダンスナンバーも素晴らしいですが、
マイケル・ジャクソンを決定的に好きにさせたのが
これらのバラードだったのです

素晴らしいミュージシャンは世界中にいますが
つま先だけで、これだけ絵になるエンターテイナーには
もう出会えないような気がします

R.I.P. from Japan
 
 
 

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Restless Nights/Karla Bonoff [洋楽]

職場でひどくムカついた時ってどうしてますか?

って、いきなり突飛な質問しちゃいますけど(笑)。やっぱり僕にもあるんですよね、ムカついてマウス握り潰しちゃったり、貧乏ゆすりしてたら摩擦で床が出火したり、地団駄踏んだらエレベーターが落下したり、仕返しとばかりにトイレで上司の背後から膝カックンしてやったり…ってことが。
でもやっぱり仕事のゴタゴタや鬱憤は、それはそれ。ひとまず置いといて家に帰りたいじゃないすか。そんなの家に持ち込まないでさ。
…とかカッコ良い事を言いながら、こうしてブログにはどかどかと持ち込んでますけどね(笑)。

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家路の途中、家まであと少しの場所に大きな河が流れていて、僕は時々そこに寄り道をして帰るんです。あ、べつに泳いだりしませんよ。ちょっと時間を潰す程度の寄り道。
まあそんなに劇的な効果はありません。べつに美しい花や木々もなく、河と橋と遠くに街並みだけが見える場所で、とても静かなんだけど、ジョギングやお散歩する人が時折通るので、誰も居ないわけでもない…爽やかにジョギングしてる人にしてみたら『あー気の毒なサラリーマンが座ってるな』みたいな雰囲気で絵になってるでしょう。まぁ早い話が、ここが好きなんですね、なんでだろ?なんとなく。
ここに来て何かをするわけでもありません。ただボーっと土手に腰掛けて、iPodで好きな歌を何曲か聴いてから帰るんです。それだけ。
でも、ビルとビルの間から吹くのとは少し違う風が、せめて家に帰ってから笑顔でいられるくらいの穏かな気持ちにはさせてはくれます。

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今日もいいお天気でした。黄昏る前の河のそばは、暑くもなく寒くもなく、乾き過ぎず憂い過ぎず、海に近いのでいつもは強い風も吹くのですが、さりげなく寄り添ってくれる柔らかな今日の風は、カーラ・ボノフの素朴な歌声のようでした。河の流れをぼんやり見てる時は『ウォーターイズワイド』がぴったりはまります。

 
SA3A0305.jpg
 

 

対岸の街の向こうに見える夕焼けがきれいだったのでケータイで写真を撮ってみましたが、上手く写せませんでした。夕焼けのせいではありません。センスの良くない僕が携帯で撮ったからで、ホントはいい夕焼けだったんですよ。

あの夕陽が沈むのを見たら家に帰ろう。優しい人たちが待っています。

ベストトラック
9.The Water Is Wide
5.Only a Fool
2.Restless Nights



 

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